2014年11月29日土曜日

The Evil Within(サイコブレイク)レビュー


ぼちぼちやっていたThe Evil Withinことサイコブレイクをクリアした。日本では生まれながらに死んでいたXbox One版である。初見クリア時間は15時間ほどで、バイオ系のゲームとしては結構ボリュームたっぷりだった。

HARAKIRIで何これ三上で知られる、もとい、バイオハザードの生みの親として知られる三上真司氏の最新作。

発表された時から彼の代表作であるバイオ4っぽいとか言われていたが、プレイしてみるとバイオ4まんまだコレ、という。本人はホラーゲーを作る気はなかったけど、彼の会社がゼニマックスに買収され、ホラーを打診されたとインタビューにある。

これ、ゼニマックスからバイオ4作ってくれって言われてる感満載の完成度であった、というか明らかに言われただろ。

ラウラさん、動きが素敵です。

結論から言うと、バイオ4大好きな私は非常に楽しめた。演出もクリーチャーもなかなか良い。特に、手がいっぱい貞子ことラウラさんは賛否あるようだが、私は日本人の作ったホラーゲーキャラの中で1、2を争う怖さだと思う。

ゲーム自体はオーソドックスなホラーTPS、というか構え移動できるバイオ4と思ってもらって問題ない。敵がアメリカのB級スプラッターホラー的なデザインだったり以外は、トラップやら謎解きやらの要素はほぼバイオ4である(世界観が不条理かつ不安定なのはちゃんと意味があるので個人的には良かった)。

このゾンビさん達、後半は安定の武装化。防弾チョッキとかマシンガンとか装備しちゃいます。

最初のゾンビとの遭遇シーンは純度100%バイオ1のシーンだったし、武器のカスタマイズ要素や、敵のゾンビ的なやつが最終的にどんどん武装していくのも、バイオ4そのままという。ただ、The Last of Usのようなスニーキング要素があるので、瓶を投げて敵を誘導してスニークキルができるなど、攻略の幅は広がっている。あと、打撃攻撃もできるが、数少ない斧や松明などがなければ己の拳は非力なのは、バイオ6と違って非常に良い。銃弾も本当にギリギリだしね。

日本版は未プレイだが、北米版だとゴア要素もDead Space並みかそれ以上となっていて、そういうのが好きな人は爽快感があるアクションが楽しめると思う。ただ、Dead Spaceのような操作性やアクションを期待すると、ややがっかりするかもしれない。根本的な設計思想が違うのだろう。

北米版は攻撃判定に結構細かく人体欠損描写があり。苦手な人には全く無理なシーンの連続。

残念だったのは、発売を延期したのにゲームの最適化が間に合ってなかった部分。フレームレートがやや低く不安定で、常時30fpsはぜんぜん維持できてない。あとはフリーズバグは結構な頻度で遭遇したし、一部のオブジェクトに当たり判定がなくてすり抜けたりしてた。低いフレームレートは結構3D酔いを誘ってくるので、これらは早くパッチで改善してほしいところである。

さて、未プレイの人が気になるのは、トレーラーだけでは全くつかめないあの世界観だろう。これは、是非とも最後までプレイして確認してほしいのだけども、情報量が少なすぎて全くわからない、という意見もありそう。その辺のお話や設定に関するレビューは、この後にネタバレ情報と共に書くので、注意。


















































で、ここからは完全にネタバレ。

The Evil Withinの世界は、一見ホラーだが、最終的にはSFだったということが分かる。

三上真司氏の作品は様々な映画の影響を受けていることが散見されるが、これも例外ではない。まあ、ぶっちゃけてしまえばクリストファー・ノーランのインセプションそのままなのだ。主人公たちが気付かないだけ(まあ、ヒロイン(?)のキッドマンは気づいているが)で、基本的には人の夢、というか他人の意識の中にいるのである。

インセプションのワンシーン。都市の崩壊シーンとか似てる。

ほんで、ラストシーンはいろいろ解釈がとれるが、まあインセプションであった二重の夢の中という感じだろう。主人公たちはキッドマンの組織のSTEMという装置からルヴィクの脳とつながって彼の意識の中にいる状態なのだが、その意識の中でもさらに装置を使ってその世界のルヴィクとつながっていて、ゲームのラストで主人公が抜け出した世界は2層中の1層目であるというのが、主人公の頭痛と、現実で少しだけ意識を取り戻した主人公にキッドマンが話しかけた内容から推測できそうだ。まあ、1回現実世界に目覚めた後にキッドマンにまたもとのSTEMの世界に戻された可能性もあるけど。

この重力無視表現も劇中で散見。

この辺は追加DLCで語られると思うので、単に私の予想ということで。

そういや、ラスボス戦でロケラン使って倒すってのもバイオまんまやないか、という。いや、ファンは嬉しいけども。

そんなこんなで、自分的には今年最大のヒット作品であったThe Evil Within。まだまだやることは多いので、やりこんでいこう。

2014年10月30日木曜日

HORI製ハンティングギアをNew 3DS LL用に改造してみた。

モンハン4GやってますよNew 3DS LLで。

右スティックが追加されて快適快適…… のはずだったが、長時間やっているとやはり手が疲れる。3DSもVitaもグリップがないとやや持ちづらいのは携帯機の宿命か。


それで、(Old)3DS LLではHORIのハンティングギアというグリップを使っていた。これは、3DSにはめるとグリップ感向上プラスL/Rが押しやすくなるという代物。LL用はグリップ部分がちょっと大きいので、手が小さい人には不向きという面もあるが私にはぴったりで、長時間のプレイにはもってこいだったのだ。

しかし!


New 3DS LLは地味にOld 3DS LLとサイズが違う!試したところ当然ハンティングギアには装着できない!ついでに純正スライドパッドも無理だ!(もともとNew 3DSでは認識しないらしいけど)

さらに、ハンティングギアのL/RトリガーのギミックもNewではZL/ZRが追加されたためレイアウトが違って機能しない!

ううむ、New 3DSだと長時間プレイすると手が疲れてしまう……。ハンティングギアさえ装着できれば……。

そうだ、京都へ…… じゃなくて…… そうだ、改造してしまおう!

ということで、Old 3DS LL用のハンティングギアをNew 3DS LLで使えるように改造してみた。


New 3DS LLの寸法を調べると、Old版と比べると横幅が4mm長く、縦幅が0.5ミリ長い。ハンティングギアは、ゴムパーツで3DSを固定するので(爪で引っ掛ける部分もあるが、Newには使えない)縦幅の0.5mmは誤差の範囲でいけると判断。とりあえず、ハンティングギアを縦に真っ二つにし、横を4mm延長することに。


トリガーの部分も切り離し。


この時、New 3DSがはまらないとなんの意味もなくなるので、数字優先よりは何度もNew 3DSを仮ではめながら調整してみた。ハンティングギアは恐ろしくタイトな設計になってて、さすが老舗周辺機器メーカーといった感じ。



プラ版を瞬着で固定して、裏からエポキシ系接着剤で補強。もっと強度が欲しかったらビスで固定してもいいかもしれない。


個人的に、ZL/ZRボタンをトリガーで使いたかったので、干渉する部分を全部切り飛ばして、内側に移動させて固定。この時、元の高さより1、2ミリほど高い位置に接着しないと、ZL/ZRボタンが押しっぱなしの状態になってしまうので注意。ZL/ZRはOldのL/Rよりもやや背が高いようだ。



装着!New 3DSには固定用の爪は使えなかったので外しちゃったけど、ゴムパーツだけでしっかり固定された。とりあえずのテープ巻き巻きはご愛嬌で。



パテとか買ってきてなかったので、表面には手をつけてなく、見た目は悪いけど機能は果たす状態。


そして、いざプレイ!


いやー、使いやすいw やっぱハンティングギアはいいのう。

何気に日本のアマゾンみてみたらプレミアついてるのね、ハンティングギア……。改造しちゃったよ……。まあ、いいんだ。散々使い込んでるし、私の手垢だらけのハンティングギアなんて誰も使わないだろうし。かと言って、ただ持っていても持て余すだけだし。

さて、モンハン4Gだが、のろのろやってる私は、村クエ消化して集会所のG2クエストを進めている状態。オンラインめんどくさがってずっとソロでやってるせいで遅いというのもある。難易度は、なんだかんだ3乙でのクエスト失敗は一回もないので、程よいバランスだと感じる。ネットの評価は知らん。(※追記:すんません、終盤の古文書クエ、ソロだと無理ぽ…)

時間があるときに、パテとか塗装で表面を綺麗にしてみよう。なんか、前も同じこと言って結局やらなかった気もするがきっと気のせい。

ということで、今日もぼちぼちクエストこなしていきますか。

2014年10月18日土曜日

アメリカのモンハン人気とNYコミコンと。



先週ニューヨークでやってたNYコミコンに行ってきた。去年と比べると日本企業のブースが多かったように感じたけど、どうだったんだろう。



カプコンのブースには、去年も見たようなモンハンの体験コーナー。ちょうど去年MH3Gがこっちで出たんだったなあと思いつつ、開場して10分も経ってないのにたくさん用意してあった試遊台は埋まっていてプレイできなかった。

開催期間中に日本でMH4Gが発売開始されたので、泊まっていたホステルのショボいWi-Fiで数時間かけてダウンロードして、寝る前にちょこっとやってたんだけどね。


ほんで、NYコミコンのパネルでモンハンがあるということだったので行ってみたりもした。

いやー、誰が海外ではモンハンは人気ないとか言ってんだよってくらい会場には長い列。しかも、みんな待ちながらMH3Gやってるし。カプコンブースのMH4G試遊台も混雑してたし。

人気じゃねーか!


案の定、パネル会場は満席。こっちでは来年発売されるMH4Gのプロモーションとして、カプコンUSAの人と、ディレクターのーKANAME氏が来てた。


話の内容は、北米だとMH4は発売されてないので、ゴア・マガラとかチャックスとかその辺の説明。あと、ノムリッシュ装備とか。

終始歓声があがるパネルであった。


そんなこんなで現在はお家でMH4Gをプレイ中。やっぱむっちゃおもろい。あと、普通の3DS LLでプレイした後にNew3DSに乗り換えたら、なんかグラがいろいろ向上してて驚いた。

当分はモンハン時々スマブラって感じだなあ。サイコブレイク、すごくやりたいけど時間がない。

年末にかけてやりたいものがありすぎて嬉しい悲鳴。あわてないあわてない。ひと狩ひと狩(おっさんしかわからん)


Newな家族が新しい3DS LL。


ということで、New3DS LLが日本から届いたわけさ。

追加されたZL/ZRボタンもさることながら、右スティックが使いやすくて非常に良い。あと、何気に下画面の液晶が新しい仕様になってて、タッチの感度が上がっていてびっくり。前の如何にも感圧式な感じの液晶から、スマフォの静電式パネルっぽい材質に。(でも感圧式なんだけども)



バイオリベとかマーセは下パネルで視点変更が出来るのだけど、New3DSだと感度が良いので気持ちよく操作できる。

右スティックも、なんか硬いみたいな感想をよく見かけたけど、自分はそうでもなかった。なれたらバイオリベやメタルギアソリッド3Dでも普通にエイムできるし、やっと拡張スラパ地獄から解放された感である。つーことで、もっとTPSとかFPSのタイトルが増えてほしいな。DSの時はあんなにCall of Dutyシリーズとか出てたんだから。


とにかく、買ってよかったと思える一品。まあ、解像度はもうどうしようもないのかなあという感じではあるが、MH4Gとか何気にシャドウマッピングやアンチエイリアスが向上していたりと、体感的にグラフィックが豪華になっているのが嬉しい。

あれっすかね。専用ソフトのゼノブレイドは800×240の変態解像度で高解像度化とかしてくれないんすかね。CPUが新しくなった他、GPUも新しく積んだみたいな噂もあったので、ちょっと期待しちゃうよ。

でも、解像度が高いから「綺麗なグラフィック」みたいな安っぽいものでなく、モーションやエフェクトの多彩さでもグラフィックの綺麗さがアピールできるのだと証明してくれるのもいいかもしれない。

兎にも角にも、いろんなとこで言われている3DSの完成系という謳い文句は伊達じゃない、と独眼竜の人に言わせたいくらい完成度は高い。

個人的にはとにかく買い!な一品。今後の展開も楽しみだ!


おまけ。テーマを黒にしたら素敵な感じに。

2014年8月31日日曜日

ゴジラ・ゲーム・バンナム 三大怪獣電脳最大の決戦、的な何か。

  

PS3『ゴジラ』の最新トレーラーきてたね。

いやあ、まあ平成ゴジラ世代で育った私のようなおっさんは、この小林清志のナレーションとかウキウキするけど、これ完全に今の子供置いてけぼりっすよね。

あと、ゲームシステムがドリキャスの『ゴジラジェネレーションズ』そのままに見えるのですが、とか、怪獣のモデリングをバンダイのモンスターアーツから持ってきているせいか、テクスチャーが映画のスーツではなく、酒井氏原型のフィギュアのモールドになっているのが気になる。動きも、映画の動きというよりは、フィギュアの稼動域をそのままトレースした感じに見えてしまう。

そしてAtariの『ゴジラ怪獣大乱闘』レベルの街並みのモデリング!Atariのやつは10年前のゲームですぜ、奥さん!

不安だ!とっても不安だ!

まあ、どんなのが来ても、私は買うんですけどね!!!

勝手な感想だけど、もうちょっと今の子供達にアピールしても良かった気がする。完全に20代後半から30代向けのアプローチだよね。新しいファンを取り込もうとする感じが全くしないぞ。

特典が、vsデストロイアの劇場来場者プレゼントだったヒートアップゴジラとか、まだ当時のやつを大事に持っとるわ!

なんつーか、ゴジラの国内需要はそういう層にしか無いということなんだろうか。バンダイ製のゴジラ製品は、アメリカの方が待遇が良くて、モンスターアーツなんて日本では予約限定生産のものが、アメリカは普通に販売されてるし値段も変わらない。

このままでは、日本の人気は衰退して、海外だけで受けるという状況になりつつあるのではないか。2007年のAtariのゴジラの格ゲーが欧米だけでしか展開しなかったり、未だに欧米向けのゴジラのコミックは何シリーズも続いていて人気があったりとか、その辺が物語っている気がする。


とまあ、現状文句ばっかになったけど、間違いなく買うよ!買ってやり込むよ!そして永久保存にするよ!

なので、発売までには、いろいろブラッシュアップされてるといいな。

とりあえず、ゴジラマガジンを復刊してください、ケイブンシャさん。

新しい家族が増えました2:Go、そうPSPgo。

ついに、3DSの新型が発表されたわけだが、思ってた以上の機能強化で嬉しい限り。特に、CスティックとZR/ZL追加は非常に嬉しい。これで、またバイオリベを何周かすることになりそうだ。

New 3DSで世間が盛り上がっていたので、私はいまさらPSPgoを買ったとさ。


いやー、なんか、世間から忘れ去れた存在となっていたPSPgoなんだけど、Xbox Oneでメタルギアの新作をやる前に、プレイしてなかったピースウォーカーを360のHD版でプレイしたわけさ。だけど、話を追う分にはいいけど、どうも携帯機に特化したゲームデザインになってて、据え置き機だとやり込み要素がめんどくさい感じ。

なので、PSP版のピースウォーカーをやってみたくてgoちゃんの購入と至ったわけである。こっちのAmazonで中古が60ドルだったし。とまあ、つまり冒頭のNew 3DSは全く関係ない。

Vitaではダメなのか、と言われるかもしれないけど、PSPのゲームを最も綺麗に映してくれるのがPSPgoだということで、こっちにした。実質的に綺麗になっているのではなく、VitaやPSPよりも小さい画面になったせいで、綺麗に見えるというだけなんだけども。あと、出かけるときは3DS LLをいつも持って歩いているので、一緒に持ち歩いても邪魔にならなそうな大きさだったというのもでかい。

しかし、実際PSPgoを手に取ってみると、非常に良くできてるなあという印象。従来のソニーらしいカッコいいデザインに優れた携帯性。ゲームプレイ時の本体のホールドにクセがあるものの、これは馴れたらなんでもなくなった。PS3のコントローラを接続して、テレビに映して据え置きスタイルでもプレイできるし、PSPの最終系になるはずでならなかったような感じだ。

ただ、モンハン持ちしたいユーザーには不評だったんだろうな、と思ったボタン配置。のちのちに、これまた世間から消え去った存在であるPSスマフォのXperia Playが採用するんだけども、Xperia Playは仮想アナコンが2つ付いてたので、なんでこっちの仕様でださなかったのかと悔やまれる。まあ、さわったこと無いから、あのアナコンが使いやすいのかはしらんけど。


あと、通信関係が2009年の設計とあって、今ではいろいろダメダメな感じ。ネット接続必須のくせにうちの家のComcastのWiFiも、VerizonのモバイルWiFiも規格が新し過ぎて接続できないってどういうことだ。押し入れから日本のバッファローのルーター引っ張りだして、AOSSでやっと繋がったよ。アメリカ版のPSPgoのクセに。

1年半ほどで生産中止になったほどの不人気さを誇るPSPgoなんだけど、いろいろ早過ぎたんだろうなあという印象。ここまでスマフォゲームが主流になっている状況でだしてたら、ソフトがダウンロード版のみという仕様にあそこまで拒否反応が起こらなかったのだろうし、発売時にはダンロード版のソフトがちょっと少な過ぎたんだよなあ。

ソニーが最終的には実験機と位置づけたPSPgoなんだけど、この仕様で画面を4.5インチくらいにしたVitaがでてたら、またいろいろ違ったんだろうなあと今更ながら思うわけで。それくらい、PSPgoというプロダクト単体は非常に良くできたものと感じる。


PSPgoでアーカイブスのPSoneソフトがプレイできるのも、おっさんとしてはなかなか楽しい。メタルギアとバイオハザードの専用機になりそうな勢いだ。


iPhoneと同じくらいの大きさなので、ポッケにもすっと入って、PSPの名作やアーカイブスができるPSPgo、今更ながら私のおススメである。でも、このブログ読んで買ったとしても自己責任でどうぞ。

2014年8月4日月曜日

そういえば、引っ越しました。

ニューヨークからワシントンD.C.の方に引っ越した。

近所にGameStopがなくて死にそうだけど、まあAmazon先生にがんばってもらおう…

ニューヨークの方がいろいろとゲームのネタに困らなかったのだけど、ワシントンD.Cって何があるのかいまいちわからない。とりあえず、ベセスダソフトワークス(ゼニマックス)がそこそこ近所らしい。

そりゃFallout3の舞台がD.C.になるわけだと納得しつつ、新生活を送る予定。

この辺はX-Filesの聖地なので、私は非常にウキウキである。


しかし、初めて訪れたFBI本部前では、謎のアニメのイベントと、ガンダムEXVSやらチャロンやらの日本のゲームの体験会をやっていたのだった。

私は幻でも見ていたのだろうか…
「モルダー、あなた疲れているのよ」※スカリー談


ああ、そういや、ブログのタイトル変えなきゃな…




2014年6月26日木曜日

ゴジラvsビデオゲーム(家庭用機ゴジラゲーム全リスト)

(※2015/05/10 UPDATE

私がハードを買う基準は『バイオハザード』か『ゴジラ』のゲームが出るハードである。これまでそうやって生きて来た。

ゴジラのゲームはリアルタイムでほとんど追っかけているので、自分的にもメモということでここにリストアップしてみる。(アーケード/ PC・Mac/ 学習ソフトは除く)


MSX

・ゴジラvs3大怪獣(1984年)バンダイ※未プレイ
        

・ゴジラくん(不明)※未プレイ


FM-7
・暴龍ゴジラ 大都市壊滅(不明)バンダイ※未プレイ


ファミコン

・ゴジラ(1988年)東宝
        

・GODZILLA2: War of the Monsters(1992年/日本未発売)※未プレイ
       


ゲームボーイ

・ゴジラくん 怪獣大行進(1990年)東宝
        

・怪獣王ゴジラ(1993年)バンダイ
       


PCエンジンSUPER CD-ROM²

・ゴジラ 爆闘列伝(1993年)東宝(開発:アルファシステム)
       


スーパーファミコン

・超ゴジラ(1993年)東宝
       

・ゴジラ怪獣大決戦(1994年)東宝(開発:アルファシステム)
       


ゲームギア

・ゴジラ怪獣大進撃(1995年)セガ


セガサターン

・ゴジラ列島震撼(1995年)セガ
       


プレイステーション

・ゴジラ トレーディングバトル(1998年)東宝
       

ドリームキャスト

・ゴジラ ジェネレーションズ(1998年)セガ
       

・ゴジラ ジェネレーションズ マキシマムインパクト(1999年)セガ
       


ゲームボーイカラー

・Godzilla The Series(1999年/日本未発売) Crave Entertainment     

・Godzilla The Series: Monster Wars(2000年/日本未発売) Crave Entertainment      


ゲームキューブ

・ゴジラ怪獣大乱闘(2002年)アタリ
       


ゲームボーイアドバンス

・ゴジラ怪獣大乱闘アドバンス(2003年)アタリ
       


プレイステーション2

・ゴジラ怪獣大乱闘 地球最終決戦(2004年)アタリ
       

・Godzilla Unleashed(2007年/日本未発売)アタリ ※Wii版からいくつかの要素が省略
       


  ニンテンドーDS

・Godzilla Unleashed: Double Smash(2007年/日本未発売)アタリ
       


Wii

・Godzilla Unleashed(2007年/日本未発売)アタリ ※オリジナル怪獣の数等がPS2版と異なる
       


プレイステーション3

・ゴジラ-GODZILLA-(2014年)バンダイナムコ


プレイステーション4

・ゴジラ-GODZILLA-VS(2015年予定)バンダイナムコ


iOS/Android

・GODZILLA STRIKE ZONE(2014年)ワーナー

・GODZILLA SMASH3(2014年)rogueplay       

・ゴジラ怪獣コレクション(2015年)HEROZ
       


その他(ゴジラが登場するゲーム)

・バトルサッカー フィールドの覇者(スーパーファミコン/1992年)バンプレスト
       

・バトルベースボール(ファミコン/1993年)バンプレスト
       

・メタルギアソリッド3 スネークイーター(PS2/PS3/360/3DS/Vita/ 2004年〜2012年)コナミ
       

・モンスターストライク(iOS/Android/ 2014)mixi



最後に、もう削除されたが、初期のiOS(当時のiPhone OS)アプリにインドの会社が勝手に開発した(?※ライセンス表示はあり)ゴジラとキングギドラだけの対戦ゲームがあったことだけはここに記載しておこう。アーメン。

       

※追記
1991年頃、ゲーセンのアーケード筐体でプレイした記憶が有る横スクロールアクションのゴジラと、1994年頃に『怪獣プラネットゴジラ』の上映会場に置いてあったバンプレスト製ゴジラのアーケード格闘ゲーム(コマンドが爆闘列伝と一緒だったので開発はアルファシステムかと思われる)の映像がネットにすらない。どちらも一回しかプレイしたことないので、もう一度お目にかかりたいものである。

※追記2
あった。
       

2014年4月29日火曜日

東洋経済の記事に思ったこととか。

今日、東洋経済ONLINEに掲載された

「ゲーム機はいらなくなる?ストラタスの破壊力iPhone用コントローラーにヒットの兆し」

という記事に思うところ……というか突っ込みどころ満載だったので、自分の考えをまとめる意味でもここに書いておこうと思った。


とりあえず、Stratus WirelessをiPhoneのコントローラーであるようなことが書いてあるが、これはsteelseriesのWebページを見てもわかるように、iPhoneではなくiPadでの使用を前提に作られている。

普通に考えて両手が塞がるコントローラーを握った時に4インチのiPhoneはどこにあるのか、という冷静なツッコミはここではやめておく。
まあそんな感じの記事なのだが、一般的なゲームをやらない人(少なくともこの記事を書いた記者)はゲーム業界はスマートフォンに集まっていっているという認識であるということが解りやすく表されている。


昔の話になるが、初代iPhoneが日本で発売されなかったこともあり、私のはじめてのiOS(当時はiPhone OS)は初代iPod touchだった。
当時、有料アップデートだったiPhone OS 2.0を経て、ようやくiPhone用のゲームが登場した。
当初はブロック崩しのようなオーソドックスなものから始まり、初のオリジナル本格アクションゲームとされた『Kroll』や、加速度センサーを利用したバイクレースゲームの『Moto Chaser』が登場した。

画像は『Kroll』

カプコンやコナミなどもフィーチャーフォン向けのタイトルをiOS(iPhone OS)に投入し始め、その後の2009年末に発売されたRovio Entertainmentの『Angry Birds』で、スマートフォンのゲームが一般にも支持されるようになったと記憶している。


現在、様々な会社が毎日のようにiOS、Andoroid向けのスマートフォン用ゲームを販売している。
ゲームにおいてWindows PhoneやBlackBerryはまるで空気だが、今回はそっとしておこう。

そして、去年末から今年にかけてのiPhoneのゲーム用コントローラーラッシュ。これは、去年Appleがようやく重い腰を上げてゲームコントローラー用のSDKを公開したからなのだが、スティーブ・ジョブズが生前にコントローラー不要論を唱えていたなどの影響からと思われる。

と、iPhoneに関してだけならこのような状況であるが、スマートフォンの世界シェアNo1のAndroidでは、もう3年以上も前から欧米でゲーム用コントローラーは発売されている。
しかも、iOS用のコントローラーが軒並み78ドル以上なのに比べ、20ドルから50ドルほどの価格である。
一部のAndroidタブレットに至っては、Xbox360のコントローラをさせばそのまま使うことも可能だ。

画像はMOGA製のコントローラー

そしてゲームに特化したAndroid端末の走りとして2011年にSony Ericssonより「Xperia Play」が発売されており、現在それらの流れを組むゲーム専用Androidタブレットとして「Wikipad」や「Archos GamePad」などが既に市場に出ている。

画像は上記画像が「Xperia Play」、下記画像が「Archos GamePad」



つまり、ゲームコントローラーとスマートフォン用ゲームの関係は既に3年以上続いているのにも関わらず、(少なくとも北米では)PS4やXbox Oneの販売状況が好調であるという事実は、コンシューマー機が健在であることを示している。

ついでに書くと、今回Appleが正式にゲームコントローラー用のSDKを発表する前の2011年には「60beat® GamePad」というイヤホンジャックに差すタイプのコントローラーと、2012年に今やスマートフォンゲーム会社大手となったGameloft製のコントローラー「Duo Gamer」などがiPhone/iPad用として販売されていた。

上記画像は「60beat® GamePad」、下記画像が「Duo Gamer」



しかし、これらを使ってゲームをプレイするためには、アプリ側が個別にコントローラーに対応する必要があった為に対応ゲームが少なく、どちらも対して話題にならないまま市場から消えてしまった。

そういう歴史からも、iPhoneで100ドルに近い価格のコントローラーが発売されても、現在のコンシューマー機を揺るがす存在になるとは思えないのだ。

もっといえば、スマートフォンゲームの人気はその手軽さにあると思っている。
今や生活必需品となったスマートフォン。
誰もがいつも持ち歩いており、ふとした空き時間にネットやゲームができる手軽さである。

ゲームをプレイしたいが為にスマートフォンを持っているものなどごく少数だと思う。私は『クリムゾンドラゴン』と『Halo』のゲームがしたくてWindows Phone8端末を購入したが、そんなことはまあどうでもよい。

さらには、現在のスマートフォン用のゲームは成熟しつつあって、タッチパネルに特化したゲームデザインのものが多いように感じる。
実際にコントローラーが欲しくなるゲームは、『GTAシリーズ』や格闘ゲーム、『ドラクエ』、『FF』などコンシューマからの移植が多い。
世界的なヒットになった『Angry Birds』や日本で今もヒットしている『パズル&ドラゴン』などは、完全にタッチ操作に特化している。

私は物理キー派だったので、これまでiPhoneやAndroid用のゲームパッドをいくつも模索して来た。『fling』というタッチパネルに吸盤で貼付けるジョイスティックなどももちろん試した。

fling

しかし、いろいろ使って気づくのは、これは「スマートフォン」なのだということ。タッチパネルにゴテゴテ付けては、電話がかかって来た時に対応し辛いし、ネットサーフィンすら容易ではなくなる。

ソフトに関しても、現在の状況でコンシューマ機に匹敵するゲームをiPhoneやAndroidでリリースすることは可能だと思う。しかし、ゲーム1タイトルの容量が3GBになったり、最高のグラフィックスを描くためにバッテリーの消費量が大幅に増えることを考えると、そもそものスマートフォンとしての使用が制限されてしまう。

そうなると、スマートフォンとしての「手軽さ」が全く無くなってしまうのではないだろうか。

「ネットサーフィンやメールができる電話」だからこそいつも持ち歩いているのであり、それで「ゲームができる」からこそゲームをプレイする人口が多いのだと思う。



ロジクールやMOGAの装着するタイプのバッテリー内蔵コントローラーはそれらをクリアしているように見えるが、ケースがマイクを塞いでしまっていたり、iPhoneが非常に大型化してしまうので、ポケットに収まらないなど持ち運びの「手軽さ」は大きく損なわれることになる。

それに、スマートフォンではゲームをプレイする時間より、ネットサーフィンやメーリングアプリを使う時間の方が一般的には長いと思われる。
そんな状況でコントローラーをずっと装着したままの人はそんなにいないのではないだろうか。

少なくとも、私はこれまでニューヨークの街でそんな人を見たことがない。まだGoogleグラスして歩いてる人の方が多く見かける。

タッチパネルの端末でのゲーム体験で最も「手軽」なのがタッチ操作であり、コントローラーは装着する手間や別に持ち運ぶ手間など、「手間」が発生する時点で「手軽」とは言い辛い。そういうものが、スマートフォンでゲームをしている一般的なユーザーに易々と受け入れられるとは私は思えないのである。


結局、何が言いたかったかというと、スマートフォンのゲームと、ゲーム専用機のゲームは全く違う思想のもとにあるのではないかということ。
映画とテレビドラマの構造や構成が似ているようで違うように。

そして、最近の経済紙の風潮はそれらを混同している感じがしてならない。

家庭用ゲームとPCゲームが分かれているように、スマートフォンのゲームもまた分かれているのではないか、ということが言いたかったのである。

まあ、一個人の意見としてこんな考えもあるということで。


ほななー!