モンハン4、未だにプレイしております。人生で230時間もプレイしたタイトルは初めてだよ…… そしてまだ飽きてないという恐ろしさ。(そしてHRのへっぽこさ)
昨年末、CAPCOMから400万本出荷の発表があったり、つい先日に(ほぼ)引き継ぎありのモンスターハンター4Gの発表があったりと、ますます盛り上がりを見せているわけで。
同日に北米でもMonster Hunter 4 Ultimate(※Ultimateは北米でのG)の発表もあった。北米の各大手ゲームサイトでも大々的にニュースになり、公式フォーラムなどでかなりの盛り上がりを見せた。
ほんで、ふと思ったのは、日本以外ではモンハンって結局どうなのよってこと。自分は日本人だから日本でのPSPでの大ブームも知っているし、もはや国民的なゲームであるとの認識である。しかし、日本人のネットの意見では「海外では受けない」というのが定説になってるっぽい節がある。
で、実際はどうなんだろうと思って調べてみた。
英語版Wikipediaによると、「In Japan, the Monster Hunter series is immensely popular, and it has gained a cult following in the United States」とある。「モンスターハンターシリーズは、日本では国民的な人気で、アメリカではカルトなファンに支持されてる」ということらしい。
あと、もともとファンタシースターオンラインのシステムをベースにしている性か、英語圏ではアクションRPGに区分されている。(日本ではハンティングアクション)
そんでどれくらい売れているのか?世界のゲームの売り上げなどを乗っけているVGChartzのデータによると以下の通りである。(※販売時系列順、オンラインゲームのフロンティアは含まない)
・モンスターハンター(PS2//2004)
日本/28万本、北米/11万本、欧州8万本
・モンスターハンターG (PS2/2005)
日本/23万本(日本語Wikiだと約30万本)、北米/未発売、欧州/未発売
・モンスターハンターポータブル(PSP/2005)
日本/103万本、北米/23万本、欧州/2万本
・モンスターハンター2(PS2/2007)
日本/69万本、北米/未発売、欧州/未発売
・モンスターハンターポータブル2nd (PSP/2007)
日本/175万本、北米/36万本、欧州/25万本
・モンスターハンターポータブル2nd G(PSP/2008)
日本/413万本、北米/44万本、欧州/52万本
・モンスターハンターG (Wii/2009)
日本/25万、北米/未発売、欧州/未発売
・モンスターハンター3(Wii/2009)
日本/105万本(日本語Wikiだと115万本)、北米/61万本、欧州/38万本
・モンスターハンターポータブル3rd(PSP/2010)
日本/487万本、北米/未発売、欧州/未発売
・モンスターハンターポータブル3rd HD(PS3/2011)
日本/50万本、北米/未発売、欧州/未発売
・モンスターハンター3G(3DS/2011)
日本/195万本、北米/30万本、欧州/20万本
・モンスターハンター3G HD(WiiU/2012)
日本/22万本、北米/11万本、欧州/11万本
・モンスターハンター4(3DS/2013)
日本/325万本、北米/未発売、欧州/未発売
こうやってみると、PSPの2ndや2ndGは結構日本以外でも売れているように見える。あと北米、欧州での販売本数がシリーズで最も多いのはWiiのMH3というのは意外だ(といっても2nd Gと僅差ではあるが)。
2nd Gも3も、人口比率の差があるとはいえ、ハーフミリオンなわけだから十分にヒット作なのではないだろうか。
参考までに、PSPでモンハンと双璧を成す(のか??)ハンティングアクションのGod Eater Burstは、日本62万本、北米3万本である。
そもそもゲーム性だって、日本人以外に受けていないわけではない。大手ゲームサイトのレビューでも基本的に評価は高い。
Metascoreでは以下のようになっている。()内はユーザースコア
(Metascoreは100点満点/ユーザースコアは10点満点)
・モンスターハンター 【68】(9.1)
・モンスターハンターポータブル 【71】(8.9)
・モンスターハンターポータブル2nd 【72】(8.8)
・モンスターハンターポータブル2nd G 【81】(8.8)
・モンスターハンター3 【84】(8.8)
・モンスターハンター3G 【79】(8.2)
・モンスターハンター3G HD 【82】(8.2)
(※邦題で表記)
シリーズを重ねるごとに評価が上がっており、ユーザースコアからも根強いファンがいることがわかる。
現在、北米でのパブリッシャーを任天堂が行ってるというのも、日本での戦略とは大きく異なるのかもしれない。さらにいろんなアメリカのイベントでもCAPCOMがモンハンを打ち出していこうとする姿は見て来ているし、北米や欧州ではまだまだ伸びしろがあるという考えなのだと思われる。(写真はコミコン2013NYのモンハンブース)
結局のところ、モンハンは日本以外では受けないのか?という問いには、「そんなことはない」と言えると思う。
本当に面白いゲームは世界共通なのであろう。
こういう風にデータを取るのもなかなか楽しい。またちょびちょびやっていこう。
どうでもいいけど、ニューヨークでも3DSを鞄にいれて出かけると、MH4のプレイヤーとちょくちょくすれちがっている。日本人旅行者やNY在住者だと思われるが、うーむ、おそるべし。
(画像は北米向けクリスマスカード。アイルー、ぜんぜんかわいくない…)
そんじゃーね!