すんごく忙しかったわけでもないんだけども、日本に戻ってからなんかブログを書く気になれなかったというだけなのだけども。
ほんで、その間何をやっていたかというと、5月に発売されたBlizzardの『オーバーウォッチ』と、6月に発売されたカプコンの『バイオハザード:アンブレラコア』なわけで。
もともと『アンブレラコア』は、5月下旬に発売予定だったけど、日本以外では絶大な人気作を連発するBlizzardのマルチ対戦FPS『オーバーウォッチ』と、『ボーダーランズ』シリーズで多くのファンを持つGearboxのマルチ対戦FPS『バトルボーン』と発売が重なったせいか、一カ月先の6月下旬に延期したタイトル。そのせいで、リマスター版『バイオハザード5』と発売日がほとんど同時期になってしまい、同じ会社同士で食い合うという有様に。
ほんで、私は実はかなり期待していた『アンブレラコア』。モバイルでよく使われているUnityエンジンだからとか、動きがまるで滑ってるみたいとかいろんな声があったけど、最近のUnityのゲームはかなりクオリティが高いものが多いし、滑るような動きも世界最大のコンペティティブシューター『カウンターストライク:グローバルオフェンティブ』でみなれた動きだったので、正直気にしていなかった。
さらに、『バイオ』のマーセファンなら楽しめるとのスタッフの言葉をきいて、どこでもノートPC(もちろんそれなりのスペックはいるが)で遊べるであろうSteam版を予約購入した。・・・・・・だが、それが最大の失敗となってしまった。
発売日、喜び勇んで『アンブレラコア』を起動。PC版ではあるが、TPSなのでコントローラ操作にも向いているだろうなということでXbox OneコントローラをPCに接続してプレイ。もちろん、最新のドライバにはアップデートしてある。しかし、オプションでグラフィック設定を変えようとしたところ、なぜかカーソルが常に左に行こうとするではないか。なので設定をろくに変えることもできず、一人用プレイでもステージ選択画面で常に左にカーソルが移動してしまう。
PS4でも出ているので、ゲームパッドに最適化されているかと思ったがそうではなく、メニューの移動も十字キーでは動作せずアナログスティックのみ、そして常にLトリガーが入りっぱなしになってしまうバグがあったみたいなのだ。報告を見ると「左スティックが入りっぱなしになる」という人もいるが、ステージの選択はLT/RTでもでき、RTを軽く押したときだけ入力が収まるので(おそらくLTとRTの入力が1:1になるため)、LTの不具合であるのは間違いない。かろうじて、ゲームのバトル中にはこの不具合は起きないのだが、発売して1カ月たった今でも全く治っていないのは酷いとしか言いようがない。ちなみに、アンオフィシャルなドライバを入れれば問題なくなるそうだが、正直他のゲームに影響が出そうなので入れたくはない。
ゲームを始めようとする時点でこんな躓き。まあ、実はこんなバグは序の口だったことがすぐにわかることになった。
Steam版『アンブレラコア』の最大の問題、それはマルチプレイしようにもまっっっっっっっっったくマッチングしないことだ。それが発売日の話。発売日の人が一番いるであろう夜9時ごろにマッチングかけても全くひかっからない。正しくは2,3人は引っかかる。しかし、この『アンブレラコア』というゲームは、6人そろわないと試合を開始できないので、15分かけて4人ぐらい集まっても、誰かが嫌になってロビーを離れてしまい、いつまでたってもゲームが開始できなかったのだ。発売して1カ月で、ちゃんとマッチングできて試合できたのは10試合もない。NATとかに問題があったのかもしれないが、同じ環境でXbox OneのCoD:BO3は普通にマッチングする(しかも絶望感あふれる国内サーバー優先仕様)ので、『アンブレラコア』のなにかがおかしいと言わざるを得ない。
そもそもゲームをプレイできないのだから、『アンブレラコア』がコンペティティブシューターとしてどうとかいうことも判断できず。仕方ないので、バグにならまされながらも一人用をプレイするが、アクション部分はしっかりしているのにゲーム全体の調整が全くグダグダで、理不尽な一方的なゲームクリアか、理不尽な殺され方をして進めなくなるステージしかないという酷いありさま。「コンペティティブシューター」ってe-Sportsを前提にしたような、きっちりとスポーツになりえるものじゃないといかんのじゃないか?という問いかけしか生まれない。普通に遊ぶことすらできない「競技」ってなんじゃらほいと。コントローラバグに関しては、キーボードとマウスを使えばいいのだけど、バグを放置するくらいだったら、コントローラ対応にしないほうがよかったんでは。
あと、タイミング的に『オーバーウォッチ』と時期が被ったのも『アンブレラコア』の悪い部分を大きく目立たせてしまっている。『オーバーウォッチ』はこれまでシミュレーションやMMO RPGを作ってきたBlizzardの初めてのFPSタイトルだったが、世界中で大ヒットし、日本でもPS4版は10万本をこえるヒットとなった。『アンブレラコア』は、アクションに定評があり、数多くのTPSを手掛け、『バイオハザード』というビッグネームの冠を付けたタイトルだったが、あまりのお粗末さに悪い意味でぐうの根も出ない。やればやるほど奥が深くなっている『オーバーウォッチ』に比べ、やればやるほど底の浅さが露呈してくる『アンブレラコア』。応援していただけに悲しみはひとしおとなりましたとさ。
結局、『アンブレラコア』はマッチングしないせいで一人用モードをクリアしたらやることがなくなってしまい、すぐ後にリリースされた『バイオ5』の方がやりこんでいるという状況となった。え?今?今は、もちろん『オーバーウォッチ』楽しいです。『バイオ5』のマーセもやっぱり面白い!
最後に、『スプラトゥーン』のラストフェスにぶつけてきた『アンブレラコア』のPS4無料体験版キャンペーンに乾杯!不発花火のようなゲームだった君を永遠に忘れない。
(ちなみにファミ通のクロスレビューは『オーバーウォッチ』36点、『アンブレラコア』も36点でプラチナ殿堂入りだ!PS4版とSteam版は全くの別ゲーだった可能性が微レ存だ!)
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