2015年8月26日水曜日

PS Vita版『バイオハザード リベレーションズ2』プチレビュー。


(※2015 10/31 パッチ1.03でいろいろ改善されたので追記あり)
日本で9月17日に発売のPS Vita版『バイオハザード リベレーションズ2』。北米版が8月18日に発売されたので購入した。これから購入を考えている人に向けたレビューでもと思い、プチレビューを書いてみる。

というのも、自分のようなバイオハザードが出たら本体ごと買うユーザーにとってはどんなもんかと気になるだろうし、ちょっと買う前に注意しておいたほうがいいことが多いのですよ、この移植版。

『バイオハザード リベレーションズ』は3DSから始まったシリーズで、そこから据え置き機に移植された。2は据え置きからリリース、携帯機であるVitaへの移植という逆のパターンになった。

ほんで、この移植版、カプコンではなくてなぜかSCEAが担当。前にも据え置きからVitaに移植された『ボーダーランズ2』を担当したのもSCEA。うん、嫌な予感しかしない。(※注:実際に移植作業を行った会社は『ボーダーランズ2』がIron Galaxy Studio、『バイオリベ2』がFrima Studio)

というのも、件のVita版『ボーダーランズ2』、低フレームレートにバグやフリーズが満載という酷い移植版だったわけだが、今回の『バイオリベ2』はどうだっただろう。そう、嫌な予感が的中カンカン。前回何も学ばなかったのか、全くの超残念移植となっていましたとさ。

とりあえず、グラフィックは携帯機への移植ということでPC版の最低設定くらいの画質だが、けっこう綺麗に見える。当然ドットバイドットは実現できていないが、フィーリング的にはVita版の『アンチャ』くらいの解像度ぐらいではなかろうか。でも、これは正直あんまり気にならない。

問題はフレームレートとロードだ。フレームレートは30fpsに届いているとは全く思えない。おそらく10〜25fpsくらいだろうか。敵が数多く出てくると処理落ちでガックガクである。ロードは、もう、酷すぎるとしか言えない。長い。超長い。レイドモードは頻繁にロードするので、キャラチェンジするだけでけっこう待たされるのはストレス。キャンペーンもそんなロードが頻繁に入るし、ロード中の暗転した状態でなぜかゲームが進行するというバグのせいで死にまくる箇所があったりする。(※パッチにより改善)結局、エピソード1のクレアパートの後半、そのバグのせいで、クリアまで5回くらい途中からやり直す羽目になった。

ベタ移植のためか、文字表示もHDテレビ用にデザインされたUIそのままとなっているせいで、字幕やテロップが小さすぎて読みづらいのもマイナス。

あと、地味に気になるのがサウンドが籠って聞こえること。これはおそらく、様々な言語の音声が収録されているため、音声データにかなりの圧縮をかけていると思われる。ちなみに、北米版にも日本語音声と字幕は収録されている。(※サウンドのクオリティを抑えることでメモリの負荷を減らす技術があるそうなのでそっちかも)

容量であるが、実はこのゲームは900MB近い初回パッチを当てなければならない。ゲーム本体が3GBあるので、上限4GBのVitaカードに完全に収録しきれなかったのだろうか。ついでに言えば、うちの4GBのメモリーカードではフルに使っても容量が足りないと言われてダウンロードできず。

ということで、一言で言えば、完全に失敗した移植版といってもいいだろう。

まあ、なんというか。そんなにバイオ好きじゃない人は、PS4版買って、Vitaでリモートプレイしたほうが快適なプレイができますよ、と言いたい。正直、この状態は普通の人はストレスが溜まりすぎてプレイできたもんじゃないと思う。

しかし、バイオマニアなら、3DS同様、どこでもバイオができるという最大の利点があるであろう。特にレイドモードがどこでもできるのはでかい。(これもフレームレートはひどいがファンなら耐えれきれるハズ)

まあ、そんなプチ感想。日本で発売される時までパッチで改善されるかな、されないだろうな、悲しいな。『ボーダーランズ2』の失敗、アゲインの巻でした。


※9/18追記
日本発売に合わせ、パッチ1.02の配信が行われた。(これも900MBくらいある…)気持ちフレームレートが安定した気がするが、全体的な低さは変わらない。なお、激長ロードとバグは全く改善されていない模様。

あと、日本版でも×ボタンが決定というインターナショナル仕様になっているとのことで、音データが籠って聴こえるくらい圧縮してぶち込んでいたのは、単に各国向けの調整の手間を省くためだったのだと思われる。北米発売時から据え置きと同じく英語/日本/フランス語/ドイツ語/イタリア語/スペイン語という6ヶ国語の吹き替え音声が入っているのだが、音データはかなりの容量を食うために普通のVitaゲームは販売国の音声しか入っていないのが一般的だ。ついでに言えば、3DSの前作も同じくらいの吹き替え言語は収録されていたが、非常にクリアな音声であった(怒)

なんというか、すでにPS4からのリモートプレイ使ってVitaでプレイできるのに、そこまで予算ケチって無理に移植する意味ってなんだったの?という疑問がうまれたとかうまれないとか。アーメン。

※10/31追記
10月中旬にパッチ1.03が配信された。これによって、致命的なバグであったロード中のゲーム進行バグと虫が出てくる際の大幅なフレームレート低下、それプラスわずかなロード時間短縮と全体的なフレームレートの安定化が行われ、いろいろ改善した。依然としてフレームレートは他のVitaゲームに比べると低く、ロードはやはり長いものの、そこそこ安定してプレイができるレベルへとようやくなったと言える。あと、おそらくエイム補正がかなり強めに変更されており、敵に弾が当たりづらいのが改善さているのはマル。

正直な気持ちとしては、ロンチ時にこれくらいのクオリティになっていればひどい評価にならなかったのにと思いつつも、何気に発売から毎月パッチを用意している姿勢はほめるべきものがありそうだ。

これでアップデートは終わりかもしれないが、現状ならまともに遊べるので、投げ出していたレイドモードを再開している。胸を張って他人におすすめできるものでもないが、「買うと間違いなく後悔する」レベルではなくなっていると思うのであった。でも後悔しないとは言ってないからな!

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