2015年2月14日土曜日

Mad Catz C.T.R.L.iの話とモバイルゲームの話。

2年使っていたWindows Phone8.1のLumia925さんの調子がどうもおかしくなって、ついにはまともに再起動すらできなくなったので、意を決してiPhoneに戻した。ええ、iPhone6ってやつですよ。

そもそも初代iPhoneがアメリカで出たのに日本で出てなかったので我慢できずにiPod Touchを購入するくらいAppleユーザーだったのだが、スマフォが日本で流行ってというもの、猫も杓子もiPhoneiPhoneで高校生のマストアイテムみたいになってしまったので、なんか嫌気がさしてiPhone5が出た時にWindows Phoneに乗り換えた天邪鬼です(AndroidはUIがダサいので好きではなかった)。 まあ、Windows Phoneにした理由の一つに、2012年のWP8.0発表時にPCやXbox系のゲームとの親和性とかがあったんだけど、まあそんなん発表だけで結局大したもんはなんもなかったけどな。


しかし、そんなことをしている間にiOS用のMFiプログラムなるコントローラーに対応させる計画が発表されたり、各サードパーティ製のiOS用のコントローラーがでたりとiPhone界隈は非常に動きがあったわけだ。  iPad miniを持っていたので、その辺は一応追っかけてはいたが、7.9インチというゲームをやるにはいい感じの大きさのわりにゲームアプリの対応のさせ方が微妙だったり、間延びしたグラフィックだったりでやる気が削がれてあんまやってなかった。

で、iPad mini用にとアメリカの周辺機器メーカーとしては老舗のMad Catzが出していた「Mad Catz C.T.R.L.i」を一応持ってはいたのだけど、ちょっと触る程度でそこまで動かすことはなかった。  せっかくiPhone6にしたし、「Mad Catz C.T.R.L.i」のiPhone固定グリップも使えるということで、改めて真面目にiOSのゲームをやってみた。MFiコントローラーに対応しているのを売りにしている『MHP2G』はもちろんセールで買うだけ買って放置してた『BIOSHOCK』などいろいろやってみた。

まあ、『モンスターハンターP2G』、これはいろんな人がレビューしているのでアレだが、リアルタイムでやってなくて3DSの3Gや4Gやってた人間としては思いで補正がない分、ちとグラフィックやキャラクターのモーションが辛い。なんだかんだ、4Gとかグラフィックが進化してないとか言われてても光源処理やらキャラのモーションやらは非常に進化してたんだなあと実感しつつ、iOS版の『MHP2G』は7年前のゲームの解像度を上げただけなのだなあと思い知らせてくれる。出てくるモンスも4Gとほとんど変わんないし、まあ最後までやらなくていっか…と積みゲーになってしまった…。

というか、iOSのコンシューマーから移植されたゲームも『モダコン5』みたいに超絶綺麗グラをうたったゲームも、光源処理がほとんどなくて大体高解像度化なだけでのっぺりした画面のものが多いと感じてしまう。あと、キャラクターのモーションがPSP世代くらいのものばかりで、やはり家庭用機やっててちょっとした合間にiOSゲームやるとちょっとそんなのばかりが気になるのよ。スクリーンショットや解像度は確かにものすごいんだけど、いざ動かすとそういうところがあからさまに目立つのがなんだかなーと。

もう7年近くiPhoneのゲームを追っかけてるが、iPhoneの性能がどんだけ上がっても、バッテリーの消費量を抑えるためにグラフィックに全パワーを使うこともできず、操作もタッチパネル前提のゲームデザインのものにおまけ程度でMFiコントローラーを対応させてるゲームでは、コンシューマーを捨ててスマフォに絞るのはまだまだ自分にはできない。まあ、つい最近、iOSアプリサイズの上限が2GBから4GBに変更されたので、テクスチャ解像度のアップは期待したい。


ところで、iOS版『BIOSHOCK』は携帯機で唯一遊べる『BIOSHOCK』ということで個人的にはお気に入りのゲームである。セール時に購入して、最初はiPad miniでプレイしていたのだが、グラフィックがPC版の最低設定ぐらいだったので、7.9インチの画面でプレイするのはちとキツかった。しかし、iPhone6に「Mad Catz C.T.R.L.i」を装着してプレイすると、画面が小さい分比較的アラが見えづらく、操作もしやすいためにここにきてようやくハマってプレイを始めた。

「Mad Catz C.T.R.L.i」はキーのレスポンスはかなり良いのだが、Bluetooth接続の入力に数フレームの遅延が発生しているようで、操作全体のレスポンスは完璧とは言えないところが残念。あと、アプリ側のUIが完璧にゲームパッドに対応しているわけでもないので、ところどころタッチ操作が必要になるところもちとややこしい。ゲームパッド操作の説明も出てこないので、どのボタンがどれなのかも最初わからないしね。しかし、それらをひっくるめても、ある程度快適にプレイできるのは事実ではあるが。


まあ、Nvidia Shield Portableとかだと、家の中とかならストリーミングでPC版ができるじゃん、という声が聞こえてきそうだが、飛行機や電車で遊べないので個人的にはなしかなあ。まあ、北米のゲームストリーミングサービスのPS NowがPS Vitaで使えるので、ベッドでごろごろしながら『Dead Space3』とかプレイできるのはなかなか楽しいのだけども。こっちも入力に若干遅延はあるけどね…。

一番最初のiPhone向けゲームが出た時から追っかけていて気づかされるのは、結局、ゲームはゲーム機でやったほうが最も快適という事実なわけで。まあ、携帯ゲーム機と携帯電話向けゲームは棲み分けができてきてるんだろうなと思いつつ、それらのプレイヤーも別れてしまったんだろうなあとぼんやり思うなど。ちょっとゲームをやりたい人がスマフォゲームで済ませて3DSとかを買うことはなくなってきているのも事実なんだろうしねえ。 まあ、スマフォ向けゲームもコンシューマーゲームもお互いを意識しながらどんどん変化していくと思うので、温かい目で成り行きを見守ろうと思うのであった。

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